投げられてもいいから攻めなさいという指導の間違い

投げられてもいいから攻めなさいという指導の間違い

《~はじめ~》

①柔道は投げられたら負け

②若いときから簡単に投げられないクセをつける

③技で相手を投げるためには『投げる』練習をすれば良い

《~せつめい~》

【①柔道は投げられたら負け】

小学校~高校くらいまでの指導者でよく

「返されてもいいからもっと思い切り攻めろ」

と指導している場面を見かけます

指導者側の気持ちも理解できます

いつも委縮してしまう選手や

なかなか得意技を習得できないレベルの選手に対して

もっと技を磨いてほしい・相手を投げる感覚を覚えてほしい・とにかく積極的に投げ技を仕掛けに行ってほしい

みたいなケースがあると思います

もう少し毎日選手を見ている指導者だったら複雑な理由もあるとは思いますが

ほとんどは上記のようなケースが多いと思います

ただ個人的にはその指導法は好きではありません

『投げられてもいいから』というワンクッションが入ることによって

ピュアな心を持っている学生達はその言葉通りに動いてしまいます

そうすると選手は

『投げられてもいいから攻める』ことを体で覚えます

毎日そう思って練習していると

『投げられてもいい』という意識が習慣化するので

実際に練習や試合で投げられやすくなってしまいます

今のルールは投げられたら絶望的だということを知ってください

試合の時間が短縮されて、投げた選手の方を審判はひいき目で見てくれます

指導3つで反則負けはしっかりジャッジするけれど、投げ技で試合の勝敗を決めようという流れになっています

昔に比べて後半に投げ技で逆転するということも非常に難しくなっています

そんな中で簡単に投げられてしまうとなかなか試合で勝つことは厳しくなってしまいます

だから僕が指導する立場だったら絶対に『投げられてもいいから攻めろ』なんて言わないです

【②若いときから簡単に投げられないクセをつける】

①で解説したようにルールをしっかり理解していれば

『簡単に投げられてはだめだよ』と選手には教えることができます

試合の時にはじめから投げられようと思って試合に向かう選手はいないです

『投げられてもいいから攻めろ』が習慣化していて体で覚えてしまうことが一番怖いです

簡単に投げられると負けてしまうけど

逆に投げられなければチャンスは出てくるということです

指導のスコアで決着がつかない場合はゴールデンスコアという延長戦に突入するからです

だから若いときから

『投げられなければチャンスがあるよ』と教えてあげた方がいいです

【③技で相手を投げるためには単純に『投げる』練習をすれば良い】

①②の解説で『投げられてもいいから攻めろ』は危険ということが理解していただけたと思います。

じゃあ選手に投げる感覚を覚えさせるにはどうしたらいいの?

って感じですよね

それはすごいシンプルで3つポイントがあります

⑴まずは投げたい技で投げ込みをしてみる

⑵日々の練習では投げ込みで作った技を反復して投げやすい人・弱い人を乱取りで投げ続ける

⑶あとは実際に試合で相手を投げたら選手は技を習得します

これで投げる練習のことに関してはほぼ困りません

あとは試合の時に毎日やっていることを出すだけです(若い選手だとここが一番大変ですけどね😅笑)

・しっかりルールを理解して簡単に投げられないようにする

・投げる練習もちゃんとする

これを頭にいれて

ひとつでも多く試合で勝てるように柔道楽しもうー😁👍

《〜おしまい〜》